バンコク フワランポーン駅 タイの鉄道風景

バンコク フワランポーン駅 タイの鉄道風景
バンコク フワランポーン駅 タイの鉄道風景

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タイの首都バンコクにあるフワランポーン駅(フアラムポーン駅、ホアランポーン駅とも)は、正式名称をクルンテープ駅というタイ国鉄の駅。東北本線、北本線、南本線、東本線という、タイ国鉄のメインの4路線が発着するバンコクの中央駅だ。(MRTと呼ばれるバンコクメトロの駅でもある。)利用者は主に長距離旅行客が中心で、一日平均6万人。ヨーロッパの駅を髣髴とさせる大きなアーチ形のトレイン・シェッドに覆われており、旅情をそそる。

2016年には、駅舎が現在の場所に移ってから百年を迎えたという歴史ある駅で、ベンチや柱、屋根など、プラットフォームにも古き良き時代の面影がそこかしこに残っている。とはいえ、老朽化などの問題もあり、タイ国鉄ではターミナル駅としての位置づけを、1897年開業のバーンスー駅(貨物取扱は既に1960年代にこちらに移転している)に移転するとしており、現在は工事の真っ最中。2020年ごろにはターミナル駅としての機能の移転が完了し、その後は駅舎は保存され博物館になるという。歴史ある駅を旅人が行きかう、そんな姿を見られるのもあとわずかだ。